りんとんぼう

還暦を迎えるりんとんぼうがみなさんに知恵をお教えするでごんす!

一億総活躍は、子供置いてきぼり社会ってこと?

先日、待機児童がクローズアップされ、社会問題になり、早期改善方向に舵がきられました。

日本語の使い方は兎も角、保育園問題は切実なので大変良かったとおもいます。

人口の減少が叫ばれても、生み、育てる環境が整わなければ、不安ばかりが先にたち、子供などもてません。

ですが、考えなくてはいけないのは保育園だけかと思うのです。

最近、小、中、高校生の自殺、イジメ、引きこもりなど社会適合出来ない子供達が増えているようなきがするのです。

五体満足、立派な頭脳をいただいてこの世に送り出されてきているはずなのに、それぞれの能力を生かしきれない、なんて悲しいことなんだろうとおもいます。

子供の生まれる環境はそれぞれです。子供は環境を選べません。親もまたそうでしたが。

昔も今も家庭環境は様々です。子供なとっての居心地の良さは、断然昔だと思います。貧しくても母親は心も体も身近にありました。それだけで十分幸せだと思いました。

今は核家族が増え、祖父母もいず、母親も働くことが当たり前になり、働かなくては生きていけないので保育園は当たり前で、ぜいたくなど言ってはいられません。

ですが、子供とは、泣きたい時にはなきわめき、グズり、親を翻弄させて、親の手を煩わせて大きくなるようなものです。

病気も何時も何時もします。

仕事をして豊かな生活を与え、塾やお稽古に通わせたとしても豊かな心を持った子供になるでしょうか。手抜きの子育てをすると、後で補うことのできない大きなツケがまわつてくるとおもいます。

保育園が整って、働きやすくなって、経済的余裕ができてそれなりの成長をしていったとしても、次の世代を担える、子供になるかでしょうか。子供の心を取り残したて、張り子の子供を作り出しているような気がしてなりません。

母子家庭、父子家庭も多くなりました。
働く事は最重要です。しかし、ほそれと同時に、親が子供の心に寄り添える時間と環境を作らないと、いずれ張り子の日本になってしまうのではないかとも心配です。

あくせくあくせくした、ただ働く事だけの一億総活躍なんてはたしてその場しのぎではないでしょうか。

子供を育てる環境を全て見直し、その場しのぎではなく、次の世代を見越した方針をすべき時だとおもいます。

貧困、非行、いじめ、ひきこもり、殺人、手遅れになる前に考えなくてはならないことがたくさんあります。

次の世代を骨太に、揺るぎない強い日本にするために、母親が  でーん    と構え、子供を育てるとはどう言うことか、確固とした教育をしなおし、そして余裕をもって子育てできる環境を造らなければ、一億総活躍など一時の経済的豊かさを享受するだけで、ひ弱で自分を守ることしかできない子供がそだちあがるのではないか、心配です。リスクなどとうてい背負えないでしょう。

物で溢れ、物で満たされている今日、一億総活躍して母親も子供を保育園にあずけて働いたとしても、子供の心はいったいいかがなものでしょうか。

物を与えて心を満たしつっけ、豊かさの伴わない心が貧しくて淋しい子供が育ち、そうなった時、日本はどうなっていくのでしょうか。