りんとんぼう

還暦を迎えるりんとんぼうがみなさんに知恵をお教えするでごんす!

林風舎は宮澤賢治ゆかりの喫茶店です

カサコソっという木の葉のささやきや、星のまたたく波動、そっと落ちる月光の雫までもが  語りかけてくれるような宮澤賢治の詩や童話は日本人のだれもの心に染み入ります。

 
岩手県花巻市にある賢治ワールドには、忘れかけていた懐かしい、心にそっと語りかけてくれるような風景がまだまだ残っています
 
賢治記念館は新幹線花巻駅から徒歩15分位、雑木林の中の小高い丘の上にあります。あたり一帯が雑木林で、春は心が洗われるような新緑におおわれます。
 
秋には色とりどりに染められた葉の間から、ドングリや椎の実がそちこち顔をだし、暖かな姿へと移りかわります。
 
そして小高い丘一帯に賢治が描いた夢の世界や、たぶん理想とする、それぞれがそれぞれの心で受け留められる安らぎの空間が 点在しています。
 
賢治記念館は、2年ほど前にリニューアルし現代的になりました。
 
個人的には、素朴な以前の展示スペースのほうが賢治の生き方に相応しくおもいます。
 
それぞれ、何を感じるか   、 そのために時間に追われないことが重要です
 
誰と行くか、は、最も大切なところでしょうか
 
雑木林を歩く孤独感は、他では味わえないですね
 
季節にもよりましょうが…
 
花巻駅で新幹線に乗るまでの待ち時間に余裕があれば、数分のところに林風舎という、賢治の甥の方が経営されている喫茶店に寄ってみてください
 
ステンドグラスの美しいオシャレでビックリするステキな喫茶店です
 
林風舎といいます
 
個性的なおみやげ品もたくさんあります
 
 
最後に新幹線花巻駅前にあるモニュメントには、センサーでトロイメライが奏でられます
 
チェロの語りかけてくるような音色は、沁み渡るようなやさしさなんですね
 
法華経に心酔し、我を忘れ、貧しい人々のために奔走した賢治は、たった一人、闇のなかで、宇宙を感じ、人間の弱さや宿業をかんじたのでしょうか
 
闇夜に耳を澄ませ、身をゆだねたからこそかずかずの作品が生まれたのでしょうか
 
チェロは必要不可欠なものだったと私は思いました
 
新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

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